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どこのパワービルダーも以下の強固な『ルール』がある。
まず事実として、パワービルダーさんは立派な上場企業で、価格変更のルールは下記のようにがっちり定めれています。
- 価格変更「額」は売主パワービルダーが決める。買主からの値引き交渉は受け付けたくない。
- 価格変更のタイミングは決まっている。
このとても2つが肝要です。これを知らないと何百万円も損することになりかねません。
この2つを踏まえて、パワービルダーさんの新築一戸建の場合、価格交渉が期待できるケースは次の通りです（と、プライスダウンの時期）。
交渉が期待できるタイミング と プライスダウンの時期
1.建物完成時
2.完成後、2～3ヶ月経っているのに価格変更されていない。
3.多棟現場のラスト1棟
4.決算期（3月とか）
5.立地によっては建築中・完工前でも可能性あり。
6.現金購入の場合
月末まであと1週間では住宅ローンの手続き上どうしても間に合わないときに、現金購入なら間に合います。
こういう時は、現金が強いです。
現金でもお引渡しが契約後一ヶ月の希望なら、現金と住宅ローン利用との優位差はあまりありません。（売主からすれば、頂戴する金額は同じですから）
▶参考コラム「取引の流れの全体像」
つまり、更地→ 建築中★ → 完工直後★ → 完工後2～3ヶ月★～
★のタイミングで反応をみながら価格変更していくことになります。
プライスダウンの金額は、端数切りの80万円の場合もあれば、一気に200万～300万円の価格変更をするケースもあり、物件によりけりです。
▶「イケアとパワービルダーのビジネスモデル」にあるように、パワービルダーさんは「とにかく速攻で建築する→とにかく速攻で売る」。
このサイクルをはやく早くまわしていき利益をあげていくビジネスモデルです。薄利多売なので、時間をかけていられません。損切覚悟でどんどん現場をまわしていきます。
(ToT)値引きできない場合もあります。
これもすべての物件にいえますが、買主候補が多ければ価格は自ずとしまります。
物件によっては、価格交渉よりも購入を即決した方が賢明（▶私がリフォーム済マンションを買ったように）と背中を押すこともありますが、物件ごとの状況を鑑み、的確にアドバイスさせていただきます。
長年パワービルダーの物件を売ってきましたし、建てる側の仕事も長年していたので、ポイントは押さえております。
まとめ
価格交渉は可能ですが、交渉が成功するかしないかは物件やタイミングによって異なる。そして成功するには営業マンのテクニックが必要。
参考コラム▼交渉の心構え
パワービルダー会社名とそのブランド名
※SUUMOやHOME’Sなどのポータルサイトでの見分け方のポイントは、さまざまな仲介業者から掲載されるので、同じ物件（似たような写真、同じ間取りなのですぐにわかります）が何個も並んでいたりします。
▼お客様の声
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いわゆるパワービルダーさんの建売住宅「新築一戸建」の価格変更のタイミングと、そして交渉はできるのか？ということについてお話したいと思います。（パワービルダーって何だ？という方もいらっしゃると思いますので最後に一覧にしております）